思い出のお葬式
今までで1番思い出に残っているのは、やっぱり父のお葬式でした。
父は肺がんによって亡くなりましたが、仕事は休みながらも、
現役でいました。
父が亡くなった時、私は事情があり、近くにいることはできませんでしたが、
お通夜、お葬式には間に合いました。
遠い親戚のお葬式は何度か行ったことがありましたが、身近な、
それも自分の父親のお葬式で頭がいっぱいでした。
父の仕事仲間はもちろん、御近所さん、私の友達など、
結構な数の参列者でした。
母は喪主でどうしたらいいか分からない状態だったそうです。
私はそれまで父の交友関係はあまり知りませんでしたが、
同期や後輩にすごく慕われていたと知って嬉しい気持ちと
哀しい気持ちがありました。
父と同年代の男性がみんな泣いてくれて、すごくびっくりしました。
その仲間達は5年経った今も、
命日には仏壇に手を合わせにきてくれます。
父は本当にいい友人、仲間を持ったなぁと思いました。
祭壇も葬儀社の方が良いと言ってくれたので、
写真に撮りました。
お葬式は、人の死に関わることなので、あまり立会いたくはありませんが、
その家族ならではのストーリーがあり、感慨深いものがあります。
私は父のお葬式で、父がもっと好きになりました。